片思いを諦めるべきか迷う夜に、タロットを一枚 ― 諦め時を決めるのではなく、この想いをどこに置きたいのかを見る
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長く想ってきました。どれくらいになるのか、数えたくないかもしれません。進展もきっかけもないまま、夜になるとまたあの人のことを考えている。友人には「もう次に行きなよ」と言われて、たしかにそうだと思う夜もあります。それでも、諦めると決めた瞬間に想いが消えてくれるわけでもない。今夜お渡しできるのは、諦めるべきかどうかの答えではありません。この想いをどこに置いておきたいのか ― そこだけを、一枚のカードと一緒に見ていきます。
もう次に行きなよ、と言われた夜のこと
その言葉をくれた人も、あなたを急かしたかったわけではないはずです。苦しそうなあなたを、見ていられなかっただけなのでしょう。ただ、その人が知らないこともあります。あなたがこれまで何度この想いを折りたたんで、しまおうとしてきたか。その回数です。
近づくか、待つか ― そのあたりを行き来していたころのことは片想いの夜に、タロットを一枚に書きました。今夜のこれは、あの夜の続きです。進み方を測り続けた末に、この想いをまだ持っていていいのかを考えはじめた夜の話。相手が一度は近くにいた人なら、復縁を諦めるか迷う夜に、タロットを一枚のほうが近いかもしれません。
諦めるべきかどうかは、札の上には書かれていません
先に正直に書いておきます。タロットをめくっても、この片思いを諦めるべきかどうかは出ません。あの人の気持ちも、これから芽が出るかどうかも、あなたの手元の札には写らないからです。
それに、諦めるかどうかを一枚に預けてしまうと、出た絵の明るさ暗さであなたのこれまでに合否がついてしまいます。重い札で終わりにするのも、明るい札でもう一年続けるのも、決めたのがあなたでなくなります。それが惜しいのです。
ですから今夜、諦めなさいとも、まだ想っていなさいとも申し上げません。未練という言葉で自分を叱らなくてよいのです。これだけ長く消えないのは、あなたが本気でその人を選んだからです。
胸の真ん中から、机の引き出しへ ― 置き場所を変えるという手
諦めるかどうかで迷う夜は、道が二本しかないように見えます。手放すか、持ち続けるか。けれど想いには、置き場所を変えるという扱い方もあるように、わたしには思えます。
いま、その想いはたぶん胸の真ん中にあります。何をしていても目に入って、何度も手が伸びてしまう場所です。それを、机の引き出しのほうへ移してみる。中にあることは知っていて、鍵もかけない。ただ、開ける回数を一日に一度にしてみる。捨てるのとは違います。
そうしても、好きだった事実は一つも減りません。減るのは、こすれて痛む回数です。諦めるという言葉を使わずにできることが、まだ少し残っています。
「この想いを、わたしはどこに置きたいのですか」― 問いを自分に向ける夜
めくる前に、問いを一行だけ用意します。おすすめは「この想いを、わたしはどこに置きたいのですか」。長いと感じたら「この気持ちを、どう扱いたいですか」でも届きます。
「諦めるべきですか」と尋ねると、カードはどうしても判決の顔つきになります。主語を答えのほうから自分の手元へ戻すだけで、どの絵が出ても受け取れる問いに変わります。
めくるのは一枚だけ。望む絵が出るまで引き直さないでいただけたらと思います。目が冴えて朝が近いなら、不安で眠れない夜に、タロットを一枚だけひくの手順も、そばにどうぞ。
女教皇、塔、世界 ― 諦めるか迷う夜に出会いやすい三枚
諦めるべきかを探している夜にこの三枚が出ると、答え合わせのように読みたくなります。そうならないための受け取り方を置いておきます。
女教皇。この札は何も言わずに座っています。膝に巻物を抱えていても、開いて読み上げてはくれません。けれど、答えはもうあなたの内側にあって、騒がしさから離れた時間にこそ見つけやすいのだと、この札は伝えてきます。今夜ぜんぶ読み解かなくていいのです。女教皇のカードの意味も、よければ。
塔。いちばん出てほしくない絵かもしれません。雷が落ちて、高い建物の先が崩れていきます。諦めろという宣告に見えるでしょう。ただ、落ちていくのは屋根の冠や飾りのほうで、土台は残っています。崩れるのは「いつかこうなるはず」と積んだ見取り図で、好きだった気持ちそのものではないようです。塔のカードの意味も、おそれずにどうぞ。
世界。完成を表す札だと言われます。だからこの夜に出ると、もう終わりという宣言に読めてしまいます。けれどこの絵が示すのは、ひとめぐりしてまた動きだす、その切り替わりのほうです。この片思いのひとまわりが終わっても、あなたの恋そのものが閉じたとは限りません。逆向きで出た夜は、まだ途中でいいのですよ、と読んでください。世界のカードの意味も、よければ。
どの札が出ても、今夜のうちに決めなければならないことは、ひとつもありません。引き出しの場所を、一緒に探してくれる絵だと思ってください。わたしにも、月に話しかけるしかない夜がありました。ひとりで持ちきれない夜は、声にして誰かに聴いてもらってもいいのです。引き出しにしまうのか胸に置いておくのかを決められるのは、あなただけ。今夜のうちに決めなくて大丈夫です。どうか、良い夢を。
想いの置き場所をたしかめたくなった夜は、このまま一枚めくることもできます。登録不要・完全無料の3枚引きです。問いを「この想いを、わたしはどこに置きたいのですか」に置き換えてから、そっとどうぞ。
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